本格グリーンカレーの作り方
グリーンカレーペーストを油と少量のココナッツミルクで炒め、鶏肉となすに香りをまとわせて煮ます。なすはやわらかく、たけのこと赤パプリカは歯ごたえを残して仕上げます。こぶみかんの葉とタイバジル(ホーラパー)の香りに、青唐辛子の辛味、ココナッツのコク、ナンプラーのうま味を重ねます。
材料(4人分)
- 鶏もも肉(皮と余分な脂を除いた重量)400g
- なす(日本のなす)240g(約3本)
- たけのこ水煮 150g(水気を切った重量)
- 赤パプリカ 80g(約1/2個)
- グリーンカレーペースト(濃縮タイプ)50g(辛さを抑える場合は40g)
- ココナッツミルク(調理用・無糖、通常の脂肪分のもの)400ml
- 水 200ml(濃度調整用は別途大さじ1〜2ずつ)
- ナンプラー 小さじ2〜大さじ2(まず小さじ2を使用)
- パームシュガー 10〜15g(なければ砂糖。まず10gを使用)
- こぶみかんの葉(生または冷凍)4枚
- タイバジル(ホーラパー)の葉 20g
- サラダ油 大さじ1
- 温かいジャスミンライス 800g
材料比率の目安
鶏もも肉400gに対し、ココナッツミルク400ml、水200ml、グリーンカレーペースト50gを使います。ナンプラーは小さじ2、パームシュガーは10gから加え、ペーストに含まれる塩分と仕上がりの濃さを見て調整します。
下準備
- 鶏肉は幅3cm程度、厚さ2cm以下に切ります。厚い部分は切り開いて、火の通りをそろえます。
- たけのこはさっと洗って水気を切り、厚さ3〜5mmの短冊切りにします。赤パプリカはへたと種を除き、幅5〜7mmの細切りにします。
- なすは煮る直前に、3cm程度の乱切りにします。太い部分は縦にも切り、厚さを2cm程度にそろえます。先に切っておく場合は水に2〜3分さらし、水気を切ります。
- こぶみかんの葉は中央の硬い葉脈を除き、大きくちぎります。タイバジル(ホーラパー)は葉を摘み、洗って水気を切ります。固形のパームシュガーは細かく刻みます。
- ココナッツミルクは炒め用100mlと煮込み用300mlに分けます。缶の上部に濃い部分が分かれている場合は、その部分を優先して炒め用に使います。
作り方
- 鍋にサラダ油とグリーンカレーペーストを入れ、弱めの中火で1〜2分、混ぜながら炒めます。青唐辛子やハーブの香りが立ってきたら、次の工程へ進みます。焦げ付きそうなら火を弱めます。
- 炒め用のココナッツミルク100mlを2〜3回に分けて加え、混ぜながら合計3〜5分ほど加熱します。水分が少し減り、ペーストにつやが出て香りが深まる状態を目安にします。製品によって油が分かれにくいため、油が浮くまで無理に煮詰めません。
- 鶏肉を加え、中火で2〜3分、全体にペーストをからめながら炒めます。残りのココナッツミルク300ml、水200ml、こぶみかんの葉を加え、混ぜながら煮立てます。
- なす、たけのこ、ナンプラー小さじ2、パームシュガー10gを加えます。再び煮立ったら弱火にし、ふたをせず6〜8分、時々なすの上下を返しながら穏やかに煮ます。なすの白い部分が中心まで透き通り、箸がすっと入る程度を目指します。
- 赤パプリカを加えて2〜3分煮ます。大きい鶏肉の厚い部分の中心温度を測り、75℃に達してから1分以上保ちます。火の通りが足りなければ2分ずつ加熱を延ばします。先になすが十分やわらかくなった場合は、いったん取り出して仕上げに戻します。
- 煮汁がさらりと流れ、具に薄くからむ濃さを確認します。煮詰まり過ぎていれば水を大さじ1〜2ずつ加えます。ご飯と合わせて味を見て、塩味が弱ければナンプラーを小さじ1ずつ、甘味を補いたければパームシュガーを2〜3gずつ、材料欄の範囲で加えます。辛味とうま味を生かし、後にほのかな甘味が残るように整えます。
- こぶみかんの葉を取り除き、火を止めてタイバジル(ホーラパー)を混ぜます。10〜20秒ほどで葉がしんなりして香りが立ったら器に盛り、温かいジャスミンライスを添えます。
補正条件
ペーストの塩分と辛さ、ココナッツミルクの濃さ、なすの火の通りを見て調整します。加熱時間や水の量は、鍋の中の状態を目安に決めます。
- ペーストの違い:50gは濃縮タイプを使う目安です。調理済みのカレーソースや、ココナッツミルク入りの調味ソースとは区別し、製品の分量表示も確認します。辛さを抑える場合は炒め始める段階で40gに減らします。仕上げに生のペーストを加えると、香辛料の生っぽさが残りやすくなります。
- バジルの種類:タイバジル(ホーラパー)は、ガパオ炒めに使うホーリーバジルとは別の種類です。手に入らなければ生のスイートバジルで代用できますが、香りは異なります。どちらも最後に加え、長く煮込みません。
- ココナッツミルク:飲料用や低脂肪タイプではコクが弱くなります。寒さで固まって量りにくいときは、中身を耐熱容器に移して湯せんで軽く温めます。常温に長く置いたり、油が分かれるまで煮続けたりする必要はありません。
- 野菜の違い:この手順は日本のなすを使う前提です。タイの丸なすに替える場合は同じ時間で決めず、中心まで火が通ったことを確かめます。たけのこ水煮の酸味や包装液のにおいが強い場合は、2〜3分下ゆでして水気を切ってから使います。