本格牛肉のタコスの作り方
牛肩ロース薄切り肉に、にんにくと混合スパイスのチリパウダーをもみ込み、少量ずつ広げて香ばしく焼きます。温めたコーントルティーヤに、ライム果汁をきかせたサルサと、アボカドの粒を残したワカモレを合わせます。具材の水気を切り、肉と生地が温かいうちに包んで仕上げます。
材料(4人分)
- 牛肩ロース薄切り肉(厚さ2〜3mm) 500g
- コーントルティーヤ(市販のソフトタイプ、直径15cm程度) 12枚
- にんにく(肉の下味用) 2片
- チリパウダー(パプリカ・クミン・オレガノ・唐辛子などの混合スパイス、肉の下味用) 小さじ2
- クミンパウダー(肉の下味用) 小さじ2
- パプリカパウダー(辛みのないもの、肉の下味用) 小さじ1
- 塩(肉の下味用) 小さじ3/4(約4.5g)
- ライム果汁(肉の下味用) 大さじ1(15ml)
- オリーブオイル(肉の下味用) 大さじ2
- トマト(サルサ用) 2個(300g)
- 紫玉ねぎ 1/2個(100g。サルサ用80g、ワカモレ用20g)
- パクチー 30g(サルサ用10g、ワカモレ用5g、仕上げ用15g)
- アボカド(熟したもの、ワカモレ用) 2個(皮と種を除いて約300g)
- ライム果汁(サルサ用) 大さじ1(15ml)
- 塩(サルサ用) 小さじ1/3(約2g)
- ライム果汁(ワカモレ用) 大さじ1〜2(15〜30ml)
- 塩(ワカモレ用) 小さじ1/3(約2g)
- 水(紫玉ねぎの辛み抜き用) 適量
材料比率の目安
牛肩ロース薄切り肉の重量を100%とすると、別に加える下味用の塩は約0.9%です。チリパウダーに含まれる塩分は、この比率に含みません。肉250gに対し、混合スパイスのチリパウダーとクミンパウダーは各小さじ1を目安にします。サルサとワカモレの塩・ライム果汁は、肉の下味とは別に量ります。
下準備
- チリパウダーはS&B「チリパウダー」など、メキシコ料理向けの混合スパイスを使います。唐辛子だけのチリーペッパーパウダーやカイエンペッパーでは、辛さと香りが大きく変わるため同量で代用しません。辛みの強い混合スパイスを使う場合は、小さじ1〜1と1/2に減らします。冷凍のコーントルティーヤは、製品表示に従って解凍します。
- にんにくはすりおろします。牛肩ロース薄切り肉は表面の水気を拭き、重なりをほどいて、繊維を断つ向きに幅1cm、長さ3〜4cmに切ります。にんにく、チリパウダー、クミンパウダー、パプリカパウダー、肉の下味用の塩・ライム果汁・オリーブオイルをからめ、冷蔵庫で15〜20分置きます。肉を扱った包丁・まな板・手は洗ってから、野菜の下準備に移ります。
- トマトはへたを取り、8mm角に切ります。種を含む果汁のうち自然に流れ出る分だけを切り、果肉は絞りません。紫玉ねぎは細かいみじん切りにします。辛みが強ければ冷水に1〜2分さらし、十分に水気を拭いてから、サルサ用80gとワカモレ用20gに分けます。パクチーは根元を除き、サルサ用とワカモレ用は茎ごと細かく刻み、仕上げ用は粗く刻み、覆って盛り付けまで冷蔵します。
作り方
- トマト、紫玉ねぎ80g、パクチー10g、サルサ用の塩、ライム果汁小さじ2を混ぜます。冷蔵庫で5〜10分置いて味をなじませ、酸味が足りなければサルサ用の残りのライム果汁小さじ1を加えます。盛り付けまで冷蔵します。底にたまった余分な汁は盛り付け前に軽く切ります。
- アボカドは皮と種を除き、半量をフォークで粗くつぶし、残りを5〜8mm角に切ります。紫玉ねぎ20g、パクチー5g、ワカモレ用の塩、ライム果汁大さじ1を混ぜます。味を見て酸味が足りなければ、ワカモレ用の残りのライム果汁を小さじ1ずつ足します。表面にラップを密着させ、盛り付けまで冷蔵します。
- 直径26cmのフライパンを中火で温め、牛肩ロース薄切り肉の1/4量(肉125g分)を重ねずに広げます。ボウルの底にたまった漬け汁は注がず、肉の表面にからんだ分だけを使います。残りの生肉は焼く直前まで冷蔵します。45秒〜1分を目安に動かさずに焼き、焼き色が付いたら返します。重なった部分をほどきながら焼き、中心まで火を通します。中心温度75℃以上で1分以上の加熱を確認したら、清潔な皿へ取り出し、アルミホイルをふんわりかぶせます。
- 残りの肉も125gずつ、同じ手順で3回に分けて焼きます。焼けた肉はその都度同じ皿に加えて覆い、肉汁も残します。にんにくや香辛料が黒く焦げそうな場合は火を弱め、次の肉を入れる前に黒い焦げを拭き取ります。全部焼けたら火を止め、ボウルに残った生肉の漬け汁は捨てます。
- 肉を焼き終えたら、別の乾いたフライパンを中火で温め、コーントルティーヤを1枚ずつ両面温めます。片面20〜30秒を目安に、生地全体が温まり、折り曲げても割れないやわらかさになったら取り出します。温めた順に重ねて清潔な布で包み、ふた付き容器に入れて保温し、乾燥を防ぎます。加熱方法が指定された製品は、その表示を優先します。
- トルティーヤを温め終えたら、肉を焼いたフライパンの黒い焦げを拭き、取り出した肉を皿の肉汁ごと戻します。中弱火でほぐしながら手早く温め、全体が熱くなったら火を止めます。肉が硬くならないよう、温まった後は炒め続けません。サルサとワカモレ、仕上げ用パクチーを冷蔵庫から出します。
- 1人分につきコーントルティーヤ3枚と、焼いた肉・サルサ・ワカモレ・仕上げ用パクチーの各1/4量を用意します。生地にワカモレを薄く広げ、肉、水気を切ったサルサ、パクチーをのせます。中央に具をまとめ、両端に余白を残して折りたたみ、温かいうちに食べます。包みきれないサルサやワカモレは別添えにします。
補正条件
生地の厚さや乾燥具合、盛り付ける量に合わせて調整します。
- 生地の補正:コーントルティーヤが冷えて割れやすくなった場合は、食べる直前に温め直します。焼き過ぎて縁が硬くなる前に取り出し、温めた生地は包む直前まで覆っておきます。
- 盛り付けの補正:サルサの汁や具材を入れ過ぎると生地が破れやすくなります。具材は一度に全部包まず、食べる分ずつのせます。