本格排骨飯(パイコー飯)の作り方
豚肩ロース肉を筋切りして薄く叩き、紹興酒、醤油、生姜、にんにく、五香粉をなじませ、片栗粉の衣を付けて揚げる本格排骨飯(パイコー飯)です。肉を柔らかく仕上げるコツは、厚みを均一にして筋を切り、衣を付けてから油温165〜170℃で短時間に火を通すことです。鶏がらスープ、オイスターソース、醤油を合わせた薄いあんをご飯と排骨へかけ、五香粉の香りと豚肉の脂を重く残しすぎない仕上がりにします。
材料(2人分)
- 豚肩ロース肉(とんかつ用):2枚(合計260g、1枚約130g)
- 温かいご飯:400g
- チンゲン菜:160g
- 長ねぎ:30g
- 生姜:8g
- にんにく:5g
- 紹興酒(豚肉の下味用):15g
- 濃口醤油(豚肉の下味用):12g
- 砂糖(豚肉の下味用):3g
- 五香粉:0.7g
- 白こしょう(豚肉の下味用):0.3g
- 片栗粉(衣用):35g
- 揚げ油:適量(鍋底から3〜3.5cmを目安に、器具の指定量を守る)
- 水(あん用):220cc
- 顆粒鶏がらスープ:3g
- オイスターソース:14g
- 濃口醤油(あん用):10g
- 紹興酒(あん用):10g
- 砂糖(あん用):4g
- 白こしょう(あん用):0.2g
- 片栗粉(あん用):7g
- 水(水溶き片栗粉用):14cc
- ごま油:3g
- 水(チンゲン菜用):1000cc
- 塩(チンゲン菜用):4g
- 水(あんの濃さ・とろみ補正用):必要に応じて少量
材料比率の目安
豚肩ロース肉を100%とした場合、ご飯は約154%、チンゲン菜は約62%、片栗粉(衣用)は約13%を目安とします。豚肉の分量を変更する場合も、肉に対する衣の量を大きく増やさず、肉の厚みと五香粉を含む下味の比率を維持します。
下準備
- 豚肩ロース肉260gは赤身と脂身の境目へ2cm間隔で切り込みを入れて筋切りし、肉たたきまたは包丁の背で叩いて7〜8mm程度の均一な厚さにします。
- 生姜8gとにんにく5gはすりおろします。
- 豚肩ロース肉2枚に紹興酒15g、濃口醤油12g、砂糖3g、生姜8g、にんにく5g、五香粉0.7g、白こしょう0.3gをもみ込み、冷蔵庫で20〜30分なじませます。
- チンゲン菜160gは縦4〜6等分に切り、根元の間の土を水でよく洗います。
- 長ねぎ30gは5mm程度の斜め薄切りにします。
- 水220cc、顆粒鶏がらスープ3g、オイスターソース14g、濃口醤油10g、紹興酒10g、砂糖4g、白こしょう0.2gを混ぜ、あん用の調味液を作ります。
- 片栗粉7gと水14ccを混ぜ、水溶き片栗粉を作ります。
作り方
- 小鍋にあん用の調味液と長ねぎ30gを入れて中火にかけます。ふつふつ沸いたら火を弱め、1〜2分、長ねぎがしんなりするまで煮ます。味を見て、塩味が強ければ水を少量加えて整えます。
- 火を止め、水溶き片栗粉をよく混ぜ直し、少しずつ加えながら煮汁全体を混ぜます。中火に戻し、鍋底を混ぜながら全体がふつふつ煮立ってから30秒〜1分程度加熱します。濁りが消えてつやが出て、お玉から流れ落ちる薄いとろみになったら、火を止めてごま油3gを混ぜます。
- 別の鍋に水1000ccと塩4gを入れて沸騰させ、チンゲン菜160gを茎から先に入れてゆでます。1〜2分を目安に、茎へ竹串が通り、緑色が鮮やかなうちに取り出して水気をよく切ります。
- 揚げ物用の深い鍋に、底から3〜3.5cmを目安に油を入れ、165〜170℃に温めます。下味を付けた肉1枚の汁気を切り、衣用の片栗粉を両面と縁へ薄く付け、余分な粉を落とします。片栗粉35gは2枚分に使い、衣は揚げる直前に付けます。
- 肉1枚を油へ静かに入れ、165〜170℃を保ちながら3〜4分を目安に揚げます。衣が固まるまでは触らず、途中で裏返します。衣が薄いきつね色になり、肉の中心が75℃以上で1分以上加熱されるまで火を通します。中心温度は、温度計を肉の側面から厚みの中心へ刺して確認します。
- 肉を網へ取り出して油を切ります。揚げかすを取り除き、油温を165〜170℃に戻してから、残りの肉にも片栗粉を付け、同様に揚げて中心の火通りを確認します。
- 揚げ終わった肉を1〜2分程度休ませる間に、あんを弱めの中火で混ぜながら温めます。固くなっていれば水を少量加えて軽く煮立て、お玉から流れ落ちるとろみに整えます。
- 2つの器に温かいご飯を200gずつ盛り、チンゲン菜を半量ずつ添えます。排骨を1.5〜2cm幅に切って1枚分ずつのせます。あんは衣全体を覆わないよう半量ずつかけ、熱いうちに食卓へ出します。
補正条件
使用する豚肉の厚さ、調味料の塩分、五香粉の配合によって仕上がりに差が出るため、必要に応じて以下の範囲で補正します。
- あんの塩味ととろみ:煮詰まり具合で濃さが変わるため、補正用の水は少量ずつ加えます。温かい状態で味を見て、お玉から流れ落ちる濃度を確かめます。
- 五香粉の香り:基本は0.7gです。香りを控えたい場合は、豚肉の下味を作る時点で0.5gにします。
- 肉の揚げ色:衣だけが先に色づく場合は油温を160〜165℃に下げ、中心まで火が通るように揚げ続けます。色だけで揚げ上がりを判断しないようにします。