フィナンシェの作り方

デザート

無塩バターを香ばしく色づけ、アーモンドプードルを多めに合わせた生地へなじませます。金属型で縁までこんがりと焼くと、外側は香ばしく、中心はしっとりとした食感になります。はちみつで甘みとしっとり感を補い、焦がしバターの香りを生かします。

材料(約16〜18個分)

  • 卵白:150g
  • グラニュー糖:150g
  • アーモンドプードル(皮なし):100g
  • 薄力粉:60g
  • 無塩バター(生地用・焦がす前の重量):180g
  • はちみつ:20g
  • 塩:1g
  • 無塩バター(型用):適量(全量で20g程度が目安です)
  • 湯(湯せん用):適量

材料比率の目安

卵白150gを100%として、グラニュー糖は100%、アーモンドプードルは約67%、薄力粉は40%、生地用の無塩バターは120%、はちみつは約13%です。無塩バターの比率は焦がす前の重量で計算しています。加熱で水分が蒸発するため、生地へ加えるときの重量は仕込み時より少なくなります。

下準備

  • 1個の内寸が約7.7×4.5cm、深さ約1.8cm、満水容量約50mlの金属製フィナンシェ型を基準にします。6個取りの型なら数回に分けて焼きます。
  • アーモンドプードル100gと薄力粉60gを合わせてふるいます。卵白は正味150gを量り、冷蔵庫から出して室温へ戻します。
  • 型用の無塩バターは室温でやわらかくします。型の底と角まで薄く均一に塗り、冷蔵庫へ入れておきます。型の初回使用時の処理は製品の説明に従います。
  • 焦がしバターの色が見やすい、内側の色が明るい小鍋を用意します。ぬれ布巾と、バターを移す耐熱性のある金属製ボウルも準備します。

作り方

  1. 小鍋に生地用の無塩バター180gを入れ、中火で溶かします。耐熱のへらなどで鍋底を混ぜながら加熱し、大きな泡が細かくなってきたら火を少し弱めます。底の細かな粒がきつね色から褐色に変わり、ナッツのような香りが立ったところで火を止めます。
  2. 鍋底をぬれ布巾に当てて余熱を止め、すぐに用意したボウルへ移します。細かく茶色に色づいた粒も含めて使い、大きな固まりがあれば茶こしで取り除きます。40〜50℃程度の液状に冷まします。黒く焦げたり、刺激のある焦げ臭さが出たりした場合は、使わずに作り直します。
  3. 別のボウルで卵白150gを泡立てずに溶きほぐし、グラニュー糖150g、はちみつ20g、塩1gを加えて混ぜます。砂糖がなじみにくい場合は、ボウルの底を40〜50℃程度の湯に当てて混ぜ、卵白の混合液が30〜35℃程度になったら湯せんから外します。
  4. ふるった粉類を加え、粉の塊がなくなるまで混ぜます。2の焦がしバターを3回に分けて全量加え、その都度ボウルの底まで混ぜてなじませます。表面に油の筋や油だまりがなく、全体につやが出た状態にします。
  5. 生地をラップで覆い、冷蔵庫で1〜12時間休ませます。焼くときに一度だけ底から静かに混ぜ、生地の状態を均一にします。
  6. オーブンを190℃に十分予熱します。休ませた生地を絞り袋へ入れ、1個40〜45g程度を目安に、型の8分目まで絞ります。型の容量が違う場合は、重量よりも8分目の高さを優先します。残りの生地は覆って冷蔵庫へ戻します。
  7. オーブンの取扱説明書で指定された段に型を入れ、190℃で15〜20分を目安に焼きます。縁が濃いきつね色になり、表面にも焼き色が付いたら、中央を軽く押すと戻ることと、竹串に液状の生地が付かないことを確かめます。焼き色が薄い、または中心が生の場合は2〜3分ずつ追加します。
  8. 焼き上がったら型を網に置いて2〜3分程度待ち、生地が崩れずに持てるようになったら型から外します。網の上で中心まで冷まします。外側の香ばしさを楽しむなら、焼いた当日が目安です。保存する場合は完全に冷めてから密閉します。密閉後は表面もしっとりとなじみます。
  9. 続けて焼く場合は型を冷まし、生地の付着や水分を除いて型用の無塩バターを塗り直します。オーブンを190℃へ再予熱し、残りの生地も同じ量ずつ絞って焼きます。

補正条件

型の大きさや素材、生地の硬さ、実際の焼き色を見て調整します。

  • 型と焼成の補正:上記の時間は指定サイズの金属型が基準です。浅い型や小さい型は早めに確認し、深い型は中心の火の通りを確かめます。表面だけが濃く色づき、中心に火が通っていない場合は、オーブンを170〜180℃へ下げて焼き足します。
  • 生地温度の補正:冷蔵庫から出した生地が硬くて絞れない場合は、焼く分だけ室温に5〜10分程度置き、袋から無理なく絞れる硬さにします。気温によって変わるため、時間より硬さを優先します。バターが溶け出すほど温めたり、生地全量を長時間室温に置いたりしません。