ブイヤベースの作り方

スープ

香味野菜とトマトを炒め、サフランを浸した魚介だしでうま味を引き出します。あさりは先に加熱して取り出し、たら、えび、いかは順に加えて煮過ぎを防ぎます。魚介の身を崩さず、サフランと柑橘が香るスープに仕上げます。

材料(4人分)

  • 生たら:400g(骨を除いた重量)
  • 殻付きえび:240g
  • するめいか:200g(下処理後の重量)
  • 殻付きあさり:300g
  • 玉ねぎ:200g
  • 長ねぎ:150g
  • フェンネル:180g(生の株元)
  • セロリ:100g
  • トマト:400g
  • にんにく:20g
  • 白ワイン:200ml(辛口・食塩不使用)
  • 魚介ブイヨン:1200ml(無塩を基本とし、希釈する製品は調製後の量。うち100mlはサフラン用)
  • オリーブオイル:60ml
  • トマトペースト:30g
  • サフラン:0.2g(ホール)
  • ローリエ:1枚
  • タイム:3枝
  • オレンジの皮:5g(白い部分を除く)
  • 塩:基本8g+仕上げ用0〜4g(ブイヨンの塩分に応じて減らす)
  • 黒こしょう:少々
  • 湯:必要に応じて(スープの補正用。砂抜き用の水と塩は別途)

材料比率の目安

材料表の魚介合計1140g(えび・あさりは殻を含む)に対し、ブイヨンは100g当たり約105mlです。香味野菜650g(にんにくを含む)は約57%、トマト400gは約35%。殻を除いた可食部の比率ではありません。サフラン用100mlはブイヨン1200mlの内数です。

下準備

  • あさりは砂抜き済みを使います。必要なら3%の塩水(水500mlに塩15g)に重ならないように並べ、涼しい暗所で1〜2時間砂抜きし、殻をこすり洗いします。暑い場所に置かず、割れたものや刺激しても口を閉じないものは使いません。
  • たらは骨を除いて5cm大に切り、水気を拭きます。いかは内臓・軟骨・目・口を除き、胴は1cm幅、足は2本ずつに切り分けます。えびは背わたを除き、殻は残します。魚介は使う直前まで冷蔵します。
  • ブイヨン1200mlから100mlを取り分けて温め、サフランを10分浸します。玉ねぎ、長ねぎ、フェンネル、セロリは薄切り、にんにくはみじん切り、トマトはへたを除いて2cm角に切ります。洗ったオレンジの皮は、白い部分を避けて薄くむきます。

作り方

  1. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で約1分、香りが出るまで温めます。玉ねぎ、長ねぎ、フェンネル、セロリを加え、中火で8〜10分、焦がさずしんなりするまで炒めます。
  2. トマトペーストを加えて約2分炒め、白ワインを加えます。ふたをせず中火で5〜8分、液量がほぼ半分になり、アルコールの刺激臭が弱まるまで煮詰めます。トマトを加えて2〜3分炒め煮にします。
  3. ここで加える塩は無塩のブイヨンなら8gを目安とし、有塩ならブイヨンの味を見て減らすか省きます。残りのブイヨン1100ml、サフランと浸し汁、ローリエ、タイム、オレンジの皮、塩を加えます。一度煮立てて弱火にし、ふたを少しずらして20〜30分、野菜が柔らかくなるまで煮ます。ローリエ、タイムの枝、オレンジの皮を除き、ざるで野菜を軽く押してこし、スープを鍋へ戻します。
  4. スープを煮立て、あさりを加えてふたをし、再び煮立ってから3〜5分を目安に加熱します。殻が開いてもすぐに止めず、食品用温度計で身の中心温度を測り、85〜90℃で90秒以上保ちます。火が通ったあさりは少量のスープとともに清潔な器へ取り出して覆い、開かないものは除きます。
  5. スープを90〜95℃の静かな煮立ちにして、たらを重ならないように加えて約3分、えびを加えて2〜3分、最後にいかを加えて2〜3分煮ます。加えるたびに火加減を調整し、激しく沸騰させたりかき混ぜたりしません。時間だけで判断せず、食品用温度計でたら・えび・いかの厚い部分の中心温度を測り、75℃以上で1分間保ちます。たらの身がほぐれ、えび・いかに透明な部分がないことも確かめます。加熱を延ばす場合は、先に火が通った魚介を少量のスープとともに清潔な器へ取り出して覆います。
  6. 味と濃さを見て、薄ければ魚介を少量のスープとともに清潔な器へ取り出して覆い、スープだけを短く煮詰めます。濃ければ湯を50mlずつ加えます。さらりと飲めて魚介のうま味が感じられる濃さが目安です。あさりと取り置いた魚介を汁ごと戻し、スープを90〜95℃に保って温めます。魚介の中心が75℃以上になったら火を止めます。あさりからも塩分が出るため、仕上げ用の塩0〜4gは必要な分だけ少量ずつ加えます。黒こしょうで調えて温めた器へ盛り、温かいうちに提供します。

補正条件

  • 器具・保存の注意:生の魚介を扱った器具は洗ってから仕上げに使います。残りは浅い容器に小分けして速やかに冷まし、冷蔵します。