ジェノベーゼの作り方
バジルは熱と長い撹拌で黒くなりやすいため、器具と油を冷やして短時間でペーストにします。ゆで汁でソースの濃度を整え、火にかけずに和えると、油が分離しにくく香りも残ります。
材料(4人分)
- スパゲッティ:320g
- バジル(葉):80g(太い茎を除いた正味)
- 松の実:30g
- にんにく:8g
- パルミジャーノ・レッジャーノ:60g
- エクストラバージンオリーブオイル:140ml
- 塩:5gを目安(ソース用3g・仕上げ用0〜2g)
- パスタをゆでる湯:3000ml
- パスタをゆでる塩:30g
- 水:濃度調整用に必要に応じて適量(別途。ぬるま湯にして使う)
材料比率の目安
バジルの葉80gを100%とした場合、パルミジャーノ・レッジャーノ60gは75%、松の実30gは37.5%です。エクストラバージンオリーブオイル140mlは、バジル100g当たり175mlに相当します。この配合を基本に、ゆで汁を少しずつ加えて、ソースが麺へ薄く均一に絡む濃度に調えます。
下準備
- バジルは太い茎を除いて葉80gを用意し、やさしく洗います。キッチンペーパーでこすらず押さえて水気をしっかり取り、使う直前まで冷蔵します。にんにくは皮をむき、縦に割って芽を除き、粗く刻みます。
- フードプロセッサーの容器と刃、エクストラバージンオリーブオイルを冷蔵庫で20〜30分冷やします。
- 松の実は弱火で2〜3分を目安に混ぜながら乾煎りし、うっすら色づいて香りが出たら皿へ広げ、完全に冷まします。パルミジャーノ・レッジャーノは硬い外皮を除き、細かくすりおろします。
作り方
- 冷やした容器へ松の実、にんにく、ソース用の塩3gを入れて細かくし、バジルとエクストラバージンオリーブオイルを3回に分けて加えます。1回5〜10秒ずつを目安に、長く連続で回さず撹拌します。途中で電源を切って側面に付いた材料を落とし、回りにくいときは分量内の油を少量先に加えます。
- 大きな葉やにんにくの塊がなくなり、細かな粒が少し残るペースト状になったら、パルミジャーノ・レッジャーノを加え、5秒程度混ぜます。材料が均一になれば止め、滑らかにしようと回し続けません。清潔な大きなボウルへ移し、底を氷水に当てて冷やしながら、覆いをして待機させます。
- 沸騰した湯3000mlへパスタをゆでる塩30gを加え、スパゲッティを袋の表示時間を目安にゆでます。フライパンで加熱仕上げをしないため、ここで好みの歯ごたえまで火を通します。ゆで上がりの直前に、ゆで汁200mlを取り分けます。
- ソースのボウルを氷水から外し、ゆで汁80mlを目安に少しずつ加え、泡立て器で油と水分が均一になるまで混ぜます。一度に注がず、なめらかに流れる程度にのばします。
- 湯を軽く切ったスパゲッティをすぐに加え、火にかけずに30〜60秒を目安に手早く和えます。重い場合はゆで汁を20mlずつ加え、ソースが麺を薄く覆い、ボウルの底に油や水分が多くたまらない濃度に調えます。取り分けた200mlは使い切る必要はありません。塩味が十分なら追加のゆで汁を塩を入れないぬるま湯に替えます。麺とソースを一緒に味見し、仕上げ用の塩0〜2gを必要な分だけ加え、すぐに盛り付けて温かいうちに供します。
補正条件
使用する調味料や調理時の気温によって仕上がりに差が出るため、必要に応じて以下の範囲で補正します。
- メーカー補正:別の粉チーズへ代える場合は製品の塩分を確認します。塩分が強いものは、添加する塩を合計3〜4gに収める目安とし、最初の3gに対して仕上げは0〜1gで調整します。通常のパルミジャーノ・レッジャーノでも、チーズとゆで汁の塩分が加わるため、仕上げ用の塩は味見をして必要な分だけ加えます。ミキサーの回転が強い場合は、撹拌を3〜5秒ずつに分けます。
- 季節補正:季節を問わずバジル、器具、油を冷やしてから短時間で撹拌し、完成後すぐに提供します。冬場や冷やし過ぎで油が固い場合は、油だけを室温へ5〜10分を目安に置き、液状に戻ってから使います。