本格アマトリチャーナの作り方
グアンチャーレから出る脂をソースの土台にし、トマトとペコリーノ・ロマーノを合わせて仕上げる本格アマトリチャーナです。玉ねぎやにんにく、追加のオリーブオイルは使わず、グアンチャーレの旨味と塩気、煮詰めたトマトの酸味、ペコリーノのコクをスパゲッティへ直接絡めます。
材料(2人分)
- スパゲッティ(1.8〜1.9mm程度):200g
- グアンチャーレ:100g
- ホールトマト缶:300g
- ペコリーノ・ロマーノ:30g
- 乾燥赤唐辛子:0.6g
- 水(ゆで用):2000cc
- 塩(ゆで用):14g
材料比率の目安
スパゲッティを100%とした場合、グアンチャーレは50%、ホールトマトは150%、ペコリーノ・ロマーノは15%を目安とします。トマトだけを主体にせず、グアンチャーレの脂と旨味、トマト、ペコリーノの塩味が一体になる比率を大きく変えないようにします。
下準備
- グアンチャーレは皮が付いている場合は取り除き、厚さ5mm程度の細長い短冊状に切ります。
- ホールトマト300gはボウルへ入れ、手またはフォークで1〜2cm程度の大きさが残るように粗く潰します。
- 赤唐辛子はへたと種を取り除きます。
- ペコリーノ・ロマーノ30gは細かくすりおろし、20gをソースへ合わせる分、10gを仕上げ用に分けます。
作り方
- 冷たいフライパンへグアンチャーレ100gと赤唐辛子0.6gを入れ、中弱火で5〜7分程度加熱します。グアンチャーレから透明な脂が十分に出て、脂身が半透明から黄金色へ変わり、赤身の縁へ薄い焼き色が付いた状態にします。
- グアンチャーレの約3分の1を別の小さなフライパンへ取り出し、仕上げ用に残します。ソース用のフライパンには、残りのグアンチャーレと溶け出した脂を残します。
- 火を弱め、粗く潰したホールトマト300gを加えます。最初は油がはねやすいため、トマトとグアンチャーレの脂がなじむまで30秒程度ゆっくり混ぜます。
- 弱火〜中弱火で15〜20分程度、ふたをせずに煮ます。途中で2〜3回混ぜ、水っぽいトマト汁が表面へ分離せず、赤色が濃くなり、ヘラでフライパンの底をなぞった跡が1〜2秒程度残る濃度まで煮詰めます。
- トマトの生っぽい酸味が和らぎ、グアンチャーレの脂がトマト全体になじんで表面に軽い艶が出たら火を止め、赤唐辛子を取り除きます。フライパンを熱いコンロから外しておき、麺を引き上げる少し前に温め直します。
- 別の鍋に水2000ccを入れて沸騰させ、塩14gを溶かします。スパゲッティ200gを入れ、最初の30秒程度は麺同士が付かないように混ぜながら、袋の表示時間より1分程度短く茹でます。
- 麺を引き上げる数分前に、仕上げ用のグアンチャーレを確認します。冷めている場合は、取り分けた小さなフライパンを弱火にかけ、返しながら温め直します。表面の脂が溶けて艶が戻り、温まったら火を止め、熱いコンロから外してフライパンに入れたまま置きます。焼き色をさらに濃くする必要はありません。
- 麺を引き上げる2〜3分前を目安に、茹で汁100ccを取り分けます。火を止めておいたソースに茹で汁30ccを加え、中火で混ぜながら全体が温まり、ふつふつとするまで加熱します。麺より先に温まった場合はいったん火を止め、煮詰めずに待ちます。麺を加える時点でソースが温まっているようにします。
- 表示時間より1分程度短く茹でたスパゲッティの湯を切り、すぐにソースへ加えます。中火で45秒〜1分程度、トングで麺を返しながら混ぜ、トマトソースとグアンチャーレの脂を麺全体へ直接絡めます。
- フライパンの底に水っぽい液体や透明な脂だけが残らず、赤いソースが麺に均一に絡んだ状態で火を止めます。20秒程度置いて激しい沸騰が収まってから、ペコリーノ・ロマーノ20gを加えて20〜30秒程度混ぜます。
- ソースが濃くなりすぎて麺同士がくっつく場合は、取り分けた茹で汁を10ccずつ加えて混ぜ、トマトとグアンチャーレの脂、ペコリーノが分離せず麺へまとわり付く濃度にします。
- 2皿へ盛り、温かい仕上げ用のグアンチャーレを半量ずつのせ、残りのペコリーノ・ロマーノ10gを5gずつ振って仕上げます。
補正条件
- グアンチャーレ補正:塩分の強いグアンチャーレを使用する場合は、茹で湯の塩を10〜12gまで減らし、グアンチャーレ100gの量は変更しません。
- トマト補正:ホールトマトの水分が多く、20分程度煮てもソースが流れる場合は、ふたをせず3〜5分程度ずつ加熱を延長し、ヘラで底をなぞった跡が1〜2秒程度残る濃度まで煮詰めます。
- 仕上げ補正:ペコリーノを加えた後にソースが固くなった場合は、取り分けた茹で汁を10〜20ccずつ加え、加熱せずに混ぜて濃度を戻します。